お墓の修理方法とは?一連の修理の流れと費用

改葬手続きに必要な費用

 

お墓はご先祖様が眠る大切な場所ですが、遠い場所にお墓がある場合には、行きたくてもなかなか足を運べない場合もあります。長期間、お墓を放置しておくと、何らかの原因でお墓が損傷してしまう場合もあり、そのまま何もしておかないでいると倒壊の危険性もあります。

 

そのため、お墓の損傷を見つけたらできるだけ早めに修理をしたほうが良いのですが、ここでは、お墓の修理が必要なケースや修理方法などについて詳しく紹介します。

 

 

お墓の修理が必要になるときとは

 

お墓の修理が必要になる典型的なケースの一つが、お墓の墓石にひびが入っている場合です。遠くからでも確認できるような大きめのひびだけでなく、近くで見なければわからないような小さなひびでも、放置しておくと、さらに大きなひびに広がってしまう場合があります。

 

墓石の中でも特にひびが発生しやすいのが、石と石のつなぎ目になっている部分で、時間の経過とともに面積が縮むため、ひびの原因になる隙間が生まれます。隙間に雨や雪が侵入すると隙間の間隔も大きくなって、遠くから見ても確認できる大きなひびになります。

 

墓石にずれが生じている状態もお墓の修理が必要になるケースで、ずれの程度が大きいと、お墓が損壊してしまう場合もあります。墓石にずれが生じる原因として日本で多いのが、大規模な地震による影響です。

 

お墓が全体的に傾いている場合にも修理が必要になりますが、墓石の基礎部分が傾いていることが原因であることが多く、お墓の下の地盤が傾斜していることにより、基礎が傾いている場合もあり、いずれの場合にも修理が必要です。

 

 

お墓の修理方法と流れ

 

お墓の修理方法と流れ

 

お墓の修理を依頼するための一連の流れとして、最初にしなければいけないのは、修理を依頼する業者を探すことです。一番良いのは、お墓を建ててくれた業者に修理も依頼する方法で、修理をしたいお墓のことも熟知しているために、修理もしやすくなります。

 

お墓を建てた業者がわからない場合や、すでに営業を停止している場合には、ほかの業者を探して依頼することになります。お墓の修理を依頼する場合には、できるだけ詳しく損傷の状態を、お店の人に伝える必要があります。

 

お墓を修理する方法は、修理が必要なお墓の状態によっても異なっていて、表面に入ったひびを補修するための修理として一般的におこなわれているのが、コーキング剤を使用して、表面のひびを補修する方法です。雨水の浸入にも強いことから、補修した場所から再び損傷が広がるのを防止することができます。

 

ずれた状態の墓石を修理するためには、ずれを元に戻すだけでなく、石と石をつないでいる目地の部分の修復も必要です。墓石全体が傾いている場合には、地盤の改良工事と基礎部分の作り直しが必要です。

 

 

お墓の修理にかかる費用と内訳

 

お墓の修理にかかる費用と内訳

 

お墓の修理にかかる費用は、修復に必要な修理の方法によっておおよその相場が決まっています。

 

お墓の表面にひびが入った場合の修理は、3万円から5万円程度が一般的な価格です。費用の内訳には、業者の出張費や修理のための技術料、修理に使用したコーキングの代金などが含まれています。

 

墓石にずれが生じた場合の修理費用は、数万円から10万円程度が平均的な相場です。この場合の費用の内訳には、出張費やずれを元に戻すための労働費、石と石をつなぐ目地を修復するための技術料や材料費が含まれています。

 

お墓が傾いている場合の修理は費用が高額になる場合が多く、100万円台から200万円程度が平均的な費用です。費用の内訳には、お墓が建てられている地盤の修復のための料金が含まれます。修復した地盤のうえに新しい基礎を築くための工事費も費用の内訳には含まれていて、基礎の上に元の墓石を戻すための作業費も必要です。

 

 

まとめ

 

お墓は建てられてから時間が経過すると、状態が変化して修復が必要になる場合があります。墓石の表面にひびが入っている場合にも修復が必要で、ひびの部分にコーキング剤などを充填して修復をおこないます。

 

お墓がずれている場合には、ずれを元に戻してから、目地の部分の修理をおこないます。お墓全体が傾いている場合には地盤の工事が必要になり、基礎部分の作り直しも必要です。費用には3万円から200万円までの幅があります。

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