知っておきたい!お墓参りのマナーとしての服装やお供えの花

お墓の維持費は誰が払う?

 

「お墓参りのやり方は少しわかる」「子供の頃に親に従ってやっていた」という方、いらっしゃるのではないでしょうか。

 

家族や友人などのお墓参りの目的は、故人に挨拶をしに行くことであり、公式なやり方があるわけではありません。

 

ただ、宗派やその家の慣習の違いがあるため、基本的なマナーや流れなど知っておくとよいでしょう。

また、お墓参りでやってはいけないことなどもありますので、不安に思う方は参考にしてください。

 

 

お墓参りをする際の適切な服装

 

お墓参りはTシャツとジーパンのようなカジュアルな服装でも問題ありません。

 

ただ、霊園ではさまざまな気持ちでお墓参りをしている人がいるため、服は白や茶色など控え目な色でシンプルなデザインが一般的です。

 

また、霊園には段差や砂利があるため、女性はハイヒールを避けて歩きやすい靴を履いて行くことが望ましいです。

 

 

お墓参りの流れと気を付けたいマナー

お墓参りする女性

 

お参りするお墓が寺院の敷地内にあるときは、墓地に直接行かずに、まずは本堂で行うのがマナーとされています。

 

これから、お墓参りをする流れと気を付けておきたいことについて紹介していきます。

 

お墓を綺麗に掃除する

まず、墓石とその周辺の雑草や落ち葉などを取り除き、墓石に水をかけて柔らかい布やスポンジで汚れや埃を落とします。

 

掃除をする際に、たわしや歯ブラシなどでゴシゴシ墓石を擦るとキズが付くので注意しましょう。また、掃除の最後は、清めるために手桶にきれいな水を汲み、柄杓で墓石に打ち水をします。

 

お花やお供え物を墓前に用意する

供花として日持ちする菊が代表的ですが、ほかにもカーネーションやケイトウなどもよくお墓に供えられます。

 

お墓参りは故人の好みを優先し、故人を偲ぶ気持ちを大切にすることが目的であるため、お供え物は故人の好物や季節に合わせたものを選びましょう。

 

またお供え物は、直接墓石の上に置かず半紙などの上に置くことが一般的です。

 

線香を付けて順にお参りする

線香に火をつけたら、家族や親族など皆で揃って合掌し、故人と縁が深く親しかった人から順にお参りします。

 

手を合わせるときは数珠を手に掛け、心の中で故人への感謝の気持ち、元気で頑張っているということを伝え、故人のご冥福を祈るとよいでしょう。

 

お参りが終わったら、線香の火は息を吹きかけず、手で振るようにして消します。

 

お参りの後片付けをする

お花以外のお供え物はそのまま放置しておくと、カラスなどに食べ荒らされることがあるため、お参りが終わったら必ず持ち帰るようにしましょう。

 

また、線香については燃やし切ることが多いですが、霊園の規則によっては帰る前に火を消すことを要求されることがあります。

 

 

お墓参りでしてはいけないこと

お墓参りをしている女性

 

お墓で水をかけることは、仏教供養では大切なお供えだという考えがあるためかけても失礼にはあたりません。

 

ですが、お酒に関しては墓石の変色やシミの原因となるため、直接かけるのは避けたほうがよいでしょう。

 

お酒をお供えしたい場合は、缶や瓶の状態のほうが好ましく、帰りの際には必ず持ち帰るのがマナーとされています。

 

 

お墓参りで行ってはいけない時期

お墓参り

 

お墓参りにふさわしい時期は、お盆、お彼岸、命日のほか、進学や結婚など人生の節目などがありますが、仏滅の日に行っても、毎月行っても問題ありません。

 

ですが、初詣の前は、神様が死の穢れを嫌うという神道の考えがあるため、その時期は避けるほうが無難だといわれています。

 

そのほか、宗教や宗派によっては行ってはいけない日を決めていることもありますので、お墓参りに行く前に確認するとよいでしょう。

 

 

まとめ

 

何かと忙しい日常から離れてお墓参りする時間は、亡き人と心を通わせる静かな時間です。

 

お墓を綺麗にして、生きていることの感謝の気持ちを伝えたり、日々の報告をすることがご先祖様や故人の供養になります。

 

お墓参りは宗派や霊園の規則などによってやり方などが違います。ですが、基本的な流れやマナーを知っておくと、次から安心して余裕をもってお参りすることができます。また、いっそう故人を大切に供養できるでしょう。

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