寺院墓地とは霊園との違いと費用やメリットについてご紹介

墓地の種類と特徴

 

墓地は、経営する主体によって3つに分けられることをご存じでしたか。公営墓地、民営霊園、寺院墓地の3種類にはそれぞれメリットやデメリットがあります。

 

今回は寺院墓地についての説明や霊園との違い、寺院墓地を選んだ時に得られるメリットや実際に起こったトラブル、また寺院墓地を選んだ際にかかる費用についてご紹介します。

 

 

寺院墓地とは

 

墓地は、経営する主体者によって民営霊園、公営墓地、寺院墓地の3つに分けられます。

 

公営墓地の経営は、自治体が、民営霊園の経営は財団法人や宗教法人が依頼した業者、寺院墓地は宗教法人(仏教)が経営の主体となっており、お墓は寺院境内で運営、管理されています。

 

寺院墓地の始まりは、江戸時代です。江戸幕府はキリシタンを排除し、仏教に宗教の統一をはかろうとしました。これにより民衆は家ごとにどこかの寺院に所属しなければならなくなりました。

 

お寺に所属することで民衆は檀家としてお墓の管理や供養を寺院に任せ、代わりにお布施や寄付をすることで寺院の経済支援をするようになりました。

 

寺院墓地は墓地を利用する側にも宗教(仏教)が大きく関わってきます。日本の寺院の宗派は日蓮宗、浄土宗、天台宗など有名な宗派をはじめ160以上もの宗派が存在します。

 

檀家になるということはその寺院が信仰している宗教の信徒になるということです。つまり寺院運営の構成者の一人としてお寺が行う宗教行事などへの支援や協力をすることが必要となってくるのです。

 

 

寺院墓地と霊園の違い

 

 

寺院墓地と霊園の一番の違いは檀家になるかどうかという点です。寺院墓地は檀家になることが前提ですが、霊園は、基本的に宗門宗派を問いません。

 

寺院は交通の便が良いところにある場合が多く、法事の際、僧侶へ読経を依頼したり、親族が集まる場を整えるなどからお墓の供養、全てを寺院だけで済ませることができます。

 

それに対し、霊園の場合、僧侶へ読経を依頼したり、親族が集まる場など、自由に選べるのですが、全て自分で手配しなくてはなりません。特に公営霊園の場合、交通の便があまりよくない立地にある場合もあります。

 

民営霊園は、永代料や管理料が若干高めですが、檀家になる必要はなく、交通の便が良い至る場所に霊園があることが多く、場所へのこだわりがなければ通いやすく費用にあった所を選ぶことができます。

 

 

寺院墓地のメリット・よくあるトラブル

 

墓石補修の方法とかかる費用

 

檀家になり寺院とお付き合いしていかなくてはならないと考えると、寺院墓地は少し面倒だなと考えることもあるかもしれませんが、寺院墓地を選ぶことで得られるメリットはたくさんあります。

 

寺院の境内に墓地があるため住職や僧侶が墓地と近く、日々読経など供養をしてもらえたり、管理面でも安心できます。

 

法要や仏事に関してわからないことや手配しなければならないこと、困った事があれば僧侶にいろいろと相談にのってもらうことができます。法要もお寺の本堂で行われるため親族の移動などを考えずに済み、便利です。

 

また、寺院の檀家になることで子供や孫など子孫の代までも手厚く祀ってもらうことができます。

 

一方、檀家になったことで起こるトラブルもあります。たとえば、核家族化が進み、遠方でお墓の供養が大変になったといった理由で檀家を離れる場合、離檀料として急に高額な料金を請求されることがあります。

 

離檀料は寺院によりまちまちですが、多くて20万円程度です。あまりに高額な場合、裁判になることもあります。また、予定外にお布施や寄付を依頼された時、対応次第でトラブルになることもあります。

 

 

寺院墓地でかかる費用の相場

 

 

お墓の費用は大きく分けると永代使用料、墓石代、管理費の3つに分けられます。寺院墓地は立地や伝統、格式によって代金が異なります。

 

永代使用料とは家の跡継ぎがいる限り墓地を使用できる権利を購入するための費用です。

 

寺院墓地の永代使用料の全国平均相場は約77万円となっています。墓石代は霊を祀るための墓石の費用で、2019年6月から2020年5月までのお墓案内センター調べでは、全国の墓石代平均価格は121.83万円でした。

 

管理費とは、墓地の清掃や運営にかかる費用の事を言い、相場は年間5千円から2万円程度となっています。

 

寺院墓地の場合、檀家になるため入檀料が必要です。入檀料は10万円から30万円と言われています。また春と秋のお彼岸会や盂蘭盆会、施餓鬼会といったお寺が開催する法要への参加費ということでお布施をお寺に渡します。お布施の額は3千円から1万円が相場です。

 

お寺と住居の改築、修繕費として寄付を求められることもあります。寄付なので支払わなければならないものではないのですが、檀家としては、お寺との長いお付き合いを考え、寄付に応じているのが実情です。寄付の場合、1口1万円からなど、2口以上など金額が設定されていることもあります。

 

 

まとめ

 

江戸時代から始まった寺院墓地は、檀家というつながりで子孫まで代々お墓を大切に守り管理してもらえる心強い存在です。核家族化が進み、親族が集まる法事などは気遣いも多く、困ったことがあった時に住職や僧侶に何かと相談できるというのは心強いものです。

 

一方でお布施や寄付といった費用がかかる点や離檀の際にはトラブルが起こることもあるので、墓地選びの際はそういった点も踏まえるとよいでしょう。

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