墓石を建てる意味とは?部位や形の意味についても解説します

墓石を建てる意味とは?部位や形の意味についても解説します

 

お墓参りをすると不思議と心が安らかになるのはなぜでしょうか?

心静かに故人を偲んで墓石に向かって手をあわせ、墓前にお花やお菓子を供えることは、生きているわたし達にとっても意味のある大切な儀式です。

 

これからお墓を建てる人はもちろん、既にお墓を持っている人も、改めて墓石の持つ意味と、なぜお墓を建てるのかを一緒に考えてみましょう。

 

 

墓石を建てる意味とは

墓石を建てる意味とは

 

墓石を建てるもっとも重要な目的は「亡くなった方を弔う」という宗教的な意味にあります。テレビなどで「日本人は宗教を持たない」という言葉を時々耳にしますが、お墓参りをしたことのない人は少ないのではないでしょうか?

 

昨今では「散骨」や「樹木葬」など、新しい形の埋葬も頻繁に行われるようになりましたが、故人の名前すら示されていない海や山などの茫洋とした大自然の中、形ないものに哀悼の意をささげることはなかなか難しいものです。

 

墓石を建てるという行為には、故人のための宗教的な儀式であるのとは別に、生きている人の心の拠り所として亡くなった方を偲び、その供養する心を自分の世代だけでなく子子孫孫の代までつないでいくための道しるべとする意味があるのです。

 

 

墓石の部位ごとの意味

墓石の部位ごとの意味

 

墓石はいくつかのパーツで組み立てられています。

 

宗教や地域地方の風習などによりまったく異なりますが、一般的には、墓石の最上部に位置する「棹石(さおいし)」、棹石を乗せるすぐ下の台座部分である「上台(じょうだい)」、上台の下にある「中台(ちゅうだい」、そして中台の下の最下部である「芝台(しばだい)」、そしてその下に遺骨を埋葬安置する石室の「カロート」が設けられます。

 

棹石は「佛石(ほとけいし)」「天石(てんいし)」などとも呼ばれ、故人や先祖の魂が宿るもっとも重要な場所として、家名や故人名、祈りの言葉などの碑銘が刻まれます。

 

上台は棹石を乗せ安定させる台座です。生きている人を表す部位であるため「人石(ひといし)」とも呼ばれ、建立者名や家紋を刻みます。

 

中台は棹石、上台の下に位置しこの2つを支えることで「お釈迦様の坐像」を表していると言われます。芝台は、お墓本体の最下部となりますがこれを設けないこともあります。

 

この4つ(3つ)の墓石の下に、納骨室であるカロートが作られます。宗教や地域性以外にも墓地の面積などの理由によりカロートの形や設置の仕方が大きく異なります。

 

墓石の下に石室を掘る「地下カロート」が一般的ですが、芝台や中台の下に御影石などで作る「地上カロート」や中をくり抜いて設置する「くり抜きカロート」などの種類があります。

 

この他、上台には水を供える「水鉢(みずばち)」、中台には線香を供える「香炉(こうろ)」や花を供える「花立て(はなたて)」などが設けられます。

 

棹石の下に、ハスの花を象った「蓮華(れんげ)」や墓石の横に、故人の戒名・生没年などを刻んだ「墓誌(ぼし)」、墓石の周りを灯篭や外柵などで囲んだ豪華な墓石も見受けられます。

 

 

墓石の形にある意味

墓石の形にある意味

 

日本のお墓は、その墓石の形で大きく2つにわかれます。

 

4つのパーツが積み重なった縦に長い角型の墓石を「和型」と、2つのパーツを低い重心で、横に長い台形の墓石を置くのが特徴の「洋型」が主流になります。最近はこの他に、墓石の形や配置を自由にデザインしたものがだいぶ増えてきています。

 

前項でも「和型」はお釈迦様の坐像を象っていると紹介しましたが、このほかにも棹石を「天」、上台を「人」、中台(芝台)を「地」と見立て、それぞれ天は魂やご先祖を、人は人間や事業を、地は財産を表しているともいわれます。

 

墓石には、故人の御霊だけでなく、現世を生きる私たちのあり方も宿り、お墓参りの度に再確認する役割を持っているのです。

 

 

まとめ:墓石は生きている人の心の拠り所

 

このように、墓石の建立には故人のためだけでなく、生きている私たちが命あることに感謝し明日を穏やかに生きていけるように、心の平安を保つための意味や目的もあります。

 

宗教や風習はもちろんですが、儀礼や慣習、外聞などに過度にとらわれることなく、故人に、そして自身の内面に祈りをささげる気持ちを第一に考え墓石を建てることが大切なのです。

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